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“自己治癒”するオブザーバビリティ

2025/06/02 10:00





 米Dynatrace(ダイナトレース)は、システムをリアルタイムに監視し問題の発見や解消に役立てる、オブザーバビリティプラットフォームを展開しています。リック・マコーネルCEOは、AI駆動で自動的にシステムの修復、保護、最適化を行う同社製品を「セルフヒーリング(自己治癒)」と表現しました。

 同社は、セルフヒーリングの能力は障害対応だけでなく、「ビジネスの最適化」にもつながっているとアピールしています。システムからあらゆるデータを収集し、分析することで、企業の経営判断の一助になる情報が得られるといいます。

 マコーネルCEOは、クラウド移行などITの複雑化によりデータ量が増え、従来の管理方法では障害の兆候の発見が難しくなっていると指摘。オブザーバビリティはグローバルで650億ドル規模のマーケットに成長しており、日本市場でもエンタープライズ向けを中心にビジネスを進める考えです。(春菜孝明)

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米Dynatrace、AI駆動のオブザーバビリティを解説 国内製造や金融、デジタルエンタメに注力
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