今日のひとことWeb版
ライバル企業が協業へ
2025/09/26 10:00

日本IBMと富士通は、企業向けAI・ハイブリッドクラウド・ヘルスケアの3領域での協業を検討すると発表しました。今後、各領域の検討事項の協議を進め、2025年内に具体化に向けた合意書の締結を目指すとしています。先日開催された日本IBMの年次イベントには、日本IBMの山口明夫社長と富士通の時田隆仁社長CEOが一緒に登壇し、抱負を語りました。
両社はライバル企業同士のイメージがありますが、両社長共に、もともとエンジニアで同時期に社長就任していることなどもあり、普段から連絡を取り合う仲だそうです。日頃から話のできる関係があってこそ、問題意識を共有してトップダウンで今回の協業検討が実現したのだろうと推察します。
発表では、「事業として組めることは一緒に進めて、お互い勝負するところはガチンコでやろう」という姿勢で、日本社会の抱える課題の解決を図りたいと表明していました。また、「ぜひ『この輪に一緒に入りたい』というお客様やパートナーの皆様も、声掛けをいただきたい」とも呼びかけていました。今後どのような展開を見せるのか、協議の行方に注目です。(下澤 悠)
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日本IBMと富士通が協業検討を開始 AI・ハイブリッドクラウド・ヘルスケア領域で
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