日本IBMの山口明夫社長が、約3年ぶりに本紙の有力ITベンダートップへのインタビュー「Key Person」へ登場しました。昨年末には経済同友会の代表幹事就任が決まり話題になった「時の人」。インタビューでは「これからものすごく経済成長しなければならない日本の企業に、無駄なIT投資をしている余裕はない」と言い切り、顧客へ真に価値を生む提案に徹する姿勢を強調していました。
社長自らがさまざまな機会に分かりやすく発信したいのは、自社についてではなく、とにかく「システムのこと」だと言います。経営者の理解が進めばいいシステムがつくられるはずですが、今は得られる効果が投資に見合わないモダナイゼーションが残念ながら多いとのこと。
そのため、社員には「お客様に価値を生み出さない『モダナイズ』というプロジェクトは提案するな」と伝えているそうです。「大切にしなくてはいけないところからずれてしまったら、絶対に信頼を失うし、企業の評価に関わる」と真剣な表情で語っていました。「正しいと思うこと」をやり抜くのだという、社長の確固とした信念を感じた取材でした。(下澤 悠)
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日本IBM 代表取締役社長 山口明夫 お客様に価値を生む、適材適所の提案を
https://www.weeklybcn.com/journal/keyperson/detail/20260112_213529.html