長く使ってこそのエコバッグ
3日に一度、スーパーで買い物をし、そのたびに3円のレジ袋を購入したとする。年間に換算すると360円ほど。コンビニや、そのほかの店でも購入すると考えれば、実際の負担はさらに膨らむ。ここまで計算すると、レジ袋の代わりとして購入するエコバッグの値段とどちらが安いのか気になる。ただ、レジ袋を減らす本来の目的は、節約ではなくプラスチックごみやCO2を削減するという環境への配慮だ。
もっとも、エコバッグをつくる過程でもCO2は出ており、プラスチック製レジ袋より排出量が多い。生産の段階ではエコバッグのほうが環境負荷が大きいのだ。なので、一つのバッグを繰り返し使うことが大事だが、再利用すべき回数はバッグの素材や考慮する環境指標によって50回とも2万回とも言われる。
買い物時に持参したバッグの使用を呼び掛けるゼロデーが制定されたのが2002年、レジ袋有料化が義務になったのは20年だ。環境省の同年の調査によると、51.9%の人が常に買い物袋を持ち歩いていると答えた。ライフスタイルとして定着した今、損得や環境面で元が取れる回数の計算は脇に置いてもよさそうだ。長く使えば愛着も湧く。とにかく、手にしたエコバッグをできるだけ長く使うように心掛けたい。(潤)
由来
2002年に日本チェーンストア協会が制定。ごみ減量のために買い物袋の持参を呼び掛けている。