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Mac World Expo開催 新型iMacは5色、タワー型もデザイン一新

1999/01/11 18:45

 サンフランシスコで開催中のMacWorld Expoでアップルコンピュータのスティーブ・ジョブズ暫定最高経営責任者(CEO)は、iMacの新製品を5種類の色で発売すると発表した。

 新型iMacは、本体の色がこれまでの青に加え、オレンジ色、紫、赤、緑の5種類で発売になる。

 266MHzのパワーPC G3、32MBのSDRAM、6GBのハードディスク、24xCD-ROMドライブ、56Kモデム、MacOS 8.5などを搭載。価格は1199ドルに下げられた。

 iMacには周辺機器が少ないとの批判がこれまであったが、今回のMac Worldでは、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)やファイヤーワイヤー接続のビデオカメラや外付けフロッピードライブなどの周辺機器が数多く展示された。

 ソフトウェアの品揃えも充実してきており、同社によると8月以来1300本以上のソフトがマック用にポートされたという。

 マイクロソフトはマック用のインターネット・エクスプローラ4.5を発表した。

 また同CEOは、13日に正式発表される同社の4半期決算が5期連続で黒字になるとの見通しを明らかにした。

 同社はまた、ビジネス向けパソコン「パワーマッキントッシュG3」の新型を発売した。新型は半透明の青色で、デザインが好評の家庭向けパソコンiMacにそっくりな形になっている。

 CPUはタワー型で、iMac同様に半透明の青色。上下の面の真ん中が少しくぼんだデザインで、側面には「G3」のロゴが大きく記されている。400MHzのパワーPC G3、128MBのSDRAMなどを搭載している。

 同CPU用のディスプレイ「Studio Display」も新しく発売された。21インチ、17インチ、15インチの3種類で、21インチと17インチはiMacそっくりのデザインで、15インチは写真立てのような形状をした液晶パネルとなっている。

 同社はまたインターネット、マルチメディア、ワークグループ管理用のサーバーソフト「MacOS X(テン)サーバー」を発売した。
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