サクセスは、「PC-Success秋葉原2号店」を6月1日にオープン、6月の入荷量が前年同月比50％増となった。同店舗は家電量販店が集中する地区にあり、とくに液晶ディプレイの販売が好調。同製品が牽引し、6月の売上高は約4000万円になった。今後は、ECサイトに加え、店頭販売での知名度も一層上げていく。2号店の売上高は初年度約8億円を見込む。「PC-Success秋葉原2号店」は、サクセスがPCパーツショップ「RockValley（ロックバリー）」を吸収合併して6月1日にオープンした。

モニタ販売が後押し

　品揃えは、PCパーツ、液晶ディスプレイやデジタルカメラ、インジェットプリンタなど。パーツ専門店だったロックバリーに比べ、より幅広い商品を揃える。なかでも、液晶ディスプレイが多い。営業部・野村裕樹店長（＝写真）は、「2号店の周辺には、石丸電気など家電量販店が立ち並んでいる。この点を意識して、液晶ディスプレイなどのモニタ商品を充実させた」という。また、「1号店と比べて、来店客の年齢層が上がっている」としている。2号店のオープンで、6月1か月間の入荷量は、前年比1.5倍に増えた。6月における2号店の売上高は約4000万円。

　「PC-Success」は、「価格.com」で最安値を掲げる安売り通販店として有名。実店舗は、最初のオープン後、秋葉原で何度か移転している。いずれも秋葉原駅から遠く、立地条件は決してよいとはいえなかった。2号店は、秋葉原電気街のほぼ中心地。野村店長は、「店頭販売でも、2号店周辺の競合店に負けない低価格商品で勝負する」と、さらに店頭販売の知名度を上げていく構え。「初年度は2号店だけで約8億円の売り上げを目指す」と意気込む。