ソニーがシェア20％台に突入

　6月5－11日の携帯オーディオメーカー別台数シェアでソニーが21.8 ％を獲得した。ソニーはこれまでシェア10％台で推移していたが、6月10日に発売した新製品「ウォークマンEシリーズ」が起爆剤となり、シェアを倍増させた。

　図はBCNランキング週次データによる携帯オーディオメーカー別シェア推移を表したもの。ソニーは、新製品を発売した6月10日を含む6月5－11日にシェアを大きく伸ばしたことがわかる。アップルコンピュータは、依然として圧倒的なシェアを維持しているが、50％台で推移していたシェアを6月5－11日には49.3％に下げた。

　現在3位の松下電器産業は、4月下旬に「D-snap」シリーズの新製品を発売。新製品発売前のシェア5％弱から、発売後は10％弱まで伸長した。

　ソニーは、昨年11月の「ウォークマンAシリーズ」発売後の月次シェアでは15％前後で推移し、20％は超えられなかった。この点からみて、今回の新製品はシェア拡大の貢献度が高いようだ。