コンシューマ市場でシェア20％狙う

　ブラザー販売は、コンシューマ向け複合機市場で「シェア20％を狙う」（樋口幹也・情報機器事業部・マーケティング推進部商品企画Gマネージャー）という考えを明らかにした。

　同社は、9月3日にコンシューマ向け複合機ブランド「マイミーオ」の新製品を発表。今秋の新製品では、ネットワーク機能およびFAX／電話機能を搭載した機種を拡充する。ネットワーク機能を備えた機種を従来の4機種から7機種に、FAX／電話機能（FAXのみも含む）を同5機種から9機種に拡充する。

　複合機市場では、セイコーエプソンとキヤノンの2強で全体の8割強（2008年BCNランキング）のシェアを占めているが、ブラザー販売は、両社の機種に搭載していないFAX／電話機能を武器にシェア拡大を図る狙い。FAX／電話機能を搭載したコンシューマ向け複合機を展開しているのは、ブラザーとシャープの2社のみだ。（田沢理恵）