店頭流通
デル、第二世代Coreプロセッサー搭載のPC、ゲーミングPC「Alienware」やSMB向け「Vostro」など4機種発売
2011/01/12 18:45
デルは、コンシューマやSOHO向けの販売・サポート体制を強化することなどを目的に、2010年11月にコンシューマ部門とSMB部門を統合。今回は、新体制として初めての新製品発表となった。
記者会見の冒頭、原田洋次コンシューマー&SMB事業本部マーケティング部長が、新体制構築の背景を説明。「従来は、コンシューマやSMB向けで製品やサービスが重複し、複雑化していた。分かりやすい組織にするとともに、製品ラインアップやサービス・サポートを分かりやすく最適化して提供することを目指す」と述べた。例えば、ソフトバンクモバイルから発売したコンシューマ向けタブレット「DELL Streak SoftBank 001DL」への法人需要にも柔軟に対応できるようにするなど、最新技術を搭載した各種製品を初期費用を抑えて入手したいというコンシューマやSOHO、中堅・中小企業のニーズに対応する。
新製品は、17.3型画面をもつノートPC「Alienware(エイリアンウェア) M17x」、デスクトップPC「Alienware Aurora」「XPS 8300」「Vostro(ボストロ) 460」で、ゲーミングPC「エイリアンウェア」ブランドや中堅・中小企業向けブランド「Vostro」などのハイエンドモデル4機種。すべて第二世代インテル Core プロセッサーファミリーや、USB3.0を搭載した。
11日の発表会には、インテルの土岐英秋技術本部副本部長が出席し、Core i5/i7が「インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0」によって処理能力が向上したことや、グラフィックス機能の向上によって映像や動画処理能力が高まったこと、「インテル ワイヤレス・ディスプレイ」によってケーブルレスでPCのデータをテレビに出力できるなど、第二世代インテルCoreプロセッサーファミリーの特徴を説明。「第二世代のCoreプロセッサーは、かなり気合いが入っている」とアピールした。
主なモデルの価格は、17.3型ノートPC「Alienware M17x」は、フルHD液晶搭載のベーシックモデルが20万9980円、3D対応のプレミアムモデルが23万9980円。デスクトップPC「Alienware Aurora」は、Core i5-2500K搭載のベーシックモデルが14万9980円、Core i7-2600K搭載のプレミアムモデルが16万9980円。
デスクトップPC「XPS 8300」は、Core i5-2400搭載のベーシックモデルが7万9980円、Core i7-2600搭載のスタンダードモデルが9万9980円。いずれもモニタは別売。「XPS 8300」はCore i7-2600を搭載した量販店向けモデル「DX77T-SL」もラインアップし、2月上旬に発売する。価格はオープン。
デスクトップPC「Vostro 460」は、Core i5-2400搭載でモニタ別売のベーシックモデルが7万4980円、Core i7-2600搭載で21.5型モニタが付属するハイスペックモデルが12万4980円。伊田聡輔コンシューマー&SMB事業本部マーケティング本部ブランドチームシニアマネージャーは、「デルは、最新技術を搭載したPCを最適な価格で提供する。ここだけは譲れない」と強調した。
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