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「Copilot+ PC」は市場の起爆剤になりうるか? 日本マイクロソフト、メーカー各社の最新動向
2025/05/05 09:00
週刊BCN 2025年05月05日vol.2058掲載
(取材・文/大畑直悠、堀 茜、大向琴音、藤岡 堯、岩田晃久)

Copilot+ PCとは?
米マイクロソフトが2024年に発表した新しいAI PCのカテゴリー。最低スペックとして1秒あたり40兆回の演算が可能な40TOPS以上の性能を持つNPUを備えたプロセッサーを搭載する。具体的には米AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)の「Ryzen AI 300」シリーズや米Intel(インテル)の「Core Ultra 200V」シリーズ、米Qualcomm(クアルコム)の「Snapdragon X」などが該当する。また、16GB以上のDDR5/LPDDR5メモリー、256GB以上のフラッシュストレージなども最低要件に設定されている。マイクロソフトが提供するさまざまなAI機能をローカルで実行できるのが特徴で、リアルタイム字幕作成機能の「Live Captions」や画像生成機能「Cocreator」、ユーザーのWindows上での行動をスナップショットとして記録する「Recall」といった機能を備える。
ローカルで実行できるSLM(小規模言語モデル)の「Phi Silica(ファイシリカ)」やAI OCR、AIイメージングなどを搭載しており、これらの機能はアプリケーションの開発環境である「Windows App SDK」に含まれるローカル推論用のAPIセット「Windows Copilot Runtime」を通じて呼び出せる。アプリケーション開発者はこれらを活用して、独自のAIアプリを構築できる。
- 日本マイクロソフト 顧客に個別最適化したAIアプリ構築に期待
- SLMで広がる可能性
- まずは認知の拡大図る
- レノボ・ジャパン 充実したラインアップに強み
- 日本HP 「AI Companion」を搭載
- デル・テクノロジーズ 複数業種での導入が進む
- Dynabook 四つの独自アプリで訴求
- サードウェーブ 「使いやすさ」で差別化図る
- マウスコンピューター 長時間駆動が可能
- エプソンダイレクト 6月ごろに初の機種を投入
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外部リンク
日本マイクロソフト=https://www.microsoft.com/ja-jp/
レノボ・ジャパン=https://www.lenovo.com/jp/