レコーダーの苦戦が続いている。9月の販売前年同月比は、台数が83.5％、金額が87.1％と、いずれも2ケタ割れ。消費増税前の3月の駆け込み購入と、増税後の4月の反動減以後、何とか前年同月比1ケタマイナスで踏ん張ってきたが、マイナス幅が拡大した。

　液晶テレビとリンクして売り上げが上下するレコーダー市場だが、実際のところ、回復の足取りはテレビよりも重い。次の目玉は4K対応だが、本放送開始前で、4KのBD規格もこれから固まるタイミングとあっては、需要の掘り起こしは困難。端境期の苦戦はあと1年ほどは続きそうだ。（道越一郎）

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