ジェイズ・コミュニケ－ション（ジェイズ、愛須康之社長）は、9月5日、ジュニパーネットワークス製のSSL VPN/NACアプライアンス「MAG4610 Junos Pulseゲートウェイ」の発売にあたって、記者発表会を開催した。

　ジェイズでは、5月にファルコンシステムコンサルティング（ファルコン、高橋正廸社長）と販売代理店契約を締結。ジェイズとファルコンは、「MAGシリーズ」と「WisePoint Authenticator」の連携動作検証を行ってきた。ジェイズはソリューションとしての提供を強化し、リファレンスのリモートアクセス認証システムとして、構築・保守サービスを提供する。

　ファルコンシステムコンサルティングの高橋社長は、「SAML2.0によるクラウドでのシングルサインオンを提供していきたい。また、次世代型ウェブ認証連携仕様『Shibboleth』への対応も進めている」と話した。

　ジェイズ・コミュニケ－ション マーケティング部の來徳雄達氏は「スマートデバイスの普及によって、リモートアクセスのセキュリティ強化に対するニーズが高まっている。事業継続やクラウドは重要なキーワードであり、ソリューションとして展開することで、クラウドへのアクセスの利便性を高めることができる」とメリットを語った。

　ジェイズでは、120社を超えるパートナー企業にソリューションのアプローチを進めるとともに、ファルコンシステムコンサルティングと、セミナーや販売促進キャンペーンなどを展開して拡販につなげる。今後はクラウドのニーズに対応して、スマートデバイスからクラウドへのアクセスでシングルサインオンを実現するとともに、製品のクラウド提供を視野に入れている。（鍋島蓉子）