A10ネットワークス(小枝逸人社長)は、主力のロードバランサ「AXシリーズ」から、コンパクト設計で省電力のミッドレンジモデル「AX3200-12」とミッドレンジの上位モデル「AX3400」を発売した。

 「AX3200-12」(スループット18G)と「AX3400」(同38G)は、処理性能を向上し、消費電力の効率性を高めた。主なターゲットは、中・大規模の企業とサービスプロバイダー。

 A10ネットワークスの米国本社は、三井物産の資本が入っていることもあって、日本での事業展開に力を入れている。2012年3月期の日本での売上比率はおよそ40%の見込みで、北米(45%)とほぼ同レベルだ。さらに、3月をめどにグローバルサポートセンターの一部を日本に配置し、日本のユーザー企業に向けたサポート体制を強化する。

 日本法人の販売体制は、NEC、三井情報、ユニアデックス、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の4社の一次代理店に加え、新日鉄ソリューションズなど8社の二次代理店で構成。日立製作所をOEMパートナーにもつ。小枝逸人社長は、「今後、二次店の数を大きく増やして、リセラーの体制を強めたい」としている。取引先は、通信キャリアとインターネットサービス事業者(ISP)が売り上げベースで最も大きなウェイトを占めているという。

 米国本社のリー・チェンCEOは、「4月以降、製品ポートフォリオを拡充し、ローエンド/ミッドレンジの製品を強化する。これらを商材に、今後3年で日本での売り上げを倍にしたい」と意気込みを示した。(ゼンフ ミシャ)

米国本社のリー・チェンCEO(左)、A10ネットワークスの小枝逸人社長