「クルマの燃料がガソリンから電気に変わるほどの大転換が必要だ」。サイボウズ社長の青野慶久は、記者の目を凝視し、ふだんと様相が違う調子で話し始めた。創業15年で国内グループウェア大手の地位を築き、若くからIT業界で影響力をもってきた重鎮だ。クラウドやスマートデバイスなど新技術の普及や急激なグローバル化。パッケージソフトウェア(独立系ソフトウェアベンダー=ISV)会社は、ここ数年、変化の荒波にさらされている。現状のビジネスモデルが成り立たなくなるという危機感は、業界内に広く漂っている。(取材・文/谷畑良胤)