その他

揺れ動く中国でのビジネスを考える 「代替品がない」ほどの商品力を目指せ

2012/10/18 21:03

週刊BCN 2012年10月15日vol.1452掲載

 中国の政治は「時計の振り子」にたとえられる。経済政策である大躍進政策、政治闘争の文化大革命、経済再建のための改革開放、そして六四天安門事件と、まるで時計の振り子のように左右に大きく振れてきた。天安門事件以降は再び経済成長重視に舵を切ったが、近年、周期的に発生する政治的な反日デモや、「領土問題」に絡むかつてない強硬な姿勢は、中国の「振り子」が厳然と存在していることを印象づける。こうした建国以来の状況を誰よりも知るのは当の中国人であり、彼らからしてみれば、政治闘争はいわば中国にとっての「平常運転」という捉え方が多い。

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