KEY PERSON名言集
●『「囲い込み」の何が悪いのか』かゆいところまで手が届くサービスを提供する「おもてなし」の心は、囲い込みそのものだとして。囲い込みは日本の文化である。
日本オラクル 杉原博茂社長
(8月11・18日号 vol.1542 掲載)
●『どぶ板営業が一番強い』チャネル開拓に近道はないとして。何かとスマートにやりたいと考えがちな若者に伝えたい。
ソフォス 纐纈昌嗣社長
(6月16日号 vol.1534 掲載)
●『受託ソフト開発が終わりを迎えた』人口とIT投資の首都圏集中などによって、地方では開発案件が減っているとして。NECは地域SE子会社7社を統合した。
NECソリューションイノベータ 毛利隆重社長
(6月23日号 vol.1535 掲載)
●『2000社はなんと日本企業』100年以上存続する企業を徹底的に調べたところ、世界には約3000社あるという。その多くが日本企業だとは、日本人も知らないかも。
Evernote フィル・リービンCEO
(7月7日号 vol.1537 掲載)
●『赤字です』利益を出すことよりも、品質をよくしたり組織を強くしたりすることを優先するとして。堂々と赤字だといえるほど、ビジネスモデルには自信がある。
Sansan 寺田親弘社長
(5月19日号 vol.1530 掲載)
KEY PERSON愛用品
最多登場は「腕時計」
企業のトップは、どのような品物を愛用しているのか。インタビューでは経営戦略の話に終始しがちなので、登場していただいたキーパーソンの人柄を引き出すきっかけになればと、愛用品をうかがっている。愛用品を手にすると、童心に戻ったかのように語ってくれる方もいれば、自社製品をアピールする人も(汗)。 2014年も、さまざまな愛用品が登場した。そんな愛用品を集計してみると、トップは7票を集めた腕時計だった。携帯電話やスマートフォンで時刻がわかるので、それで十分だという人が増えたともいわれるが、腕時計のステータスとしての地位は健在である。 変わり種といったら失礼かもしれないが、ユニークな愛用品も多かった。なかでも、ソフトバンク コマース&サービスの溝口泰雄氏の「ドットプリンタのヘッド」は、珍品といえる。セイコーエプソンに在籍していた若い頃の経験を忘れないように、今は文鎮として愛用している。freeeの佐々木大輔氏は「卓球用具一式」が愛用品。気分転換に卓球をしている。NECソリューションイノベータの毛利隆重氏は「上杉鷹山の教え」が愛用品(!)。鷹山公の教えを読み返すことで心が落ち着くそうだ。
ゆく年くる年
2015年 サポート、ないよ
2014年を“クラウドの一年”と紹介しましたが、皆さんの実感としてはどうでしょうか。クラウドは新しい用語ではないので、何を今さらという意見もあると思います。ただ、クラウドファーストという言葉が死語になりそうなほど、広く普及してきているのは確かです。
さて、2015年は、大きなイベントが二つあります。一つは、Windows Server 2003のサポート終了。期限は7月14日なので、「714」を「ないよ」として紹介してきました。これを機にクラウドへというユーザー企業も多いと思います。
二つ目は、マイナンバー制度(社会保障・税番号制度)。年末に、個人番号が国民の手元に送られ、いよいよ動き出します。マイナンバー制度の各システムは、無事に稼働するのか。こちらはサポートがあるので安心だと思いますが……。ともあれ、来年はひつじ年だけに、うめぇ~話がいっぱいあることを望みます。2015年もよろしくお願いいたします。