記者の眼

　IoT（Internet of Things）におけるシステム開発は、個別対応となることが多い。多様なIoTデバイスが存在するうえ、進化のスピードが速く、利用シーンも多岐にわたるため、ユーザーの個別の要望に応えることが求められるからだ。

　個別の要件に応えながらシステムを構築することを主なビジネスとしてきたSIerにとって、IoTの普及はチャンス以外の何物でもない。しかも、国内でノウハウを蓄積すれば、海外展開もみえてくる。IoTデバイスは日本製が最先端のポジションを確保しているからだ。

　世界有数のSIer大国、ニッポン。これから先、SIoTを日本のSIerがけん引することを期待したい。