Special Issue

<オフィスプリンタ特集>多様化するニーズに応える多彩なソリューション

2008/10/24 19:56

週刊BCN 2008年10月20日vol.1256掲載

エプソン販売
和紙・薬袋・窓付き封筒など幅広い用紙に対応
さまざまなシーンで活用できるビジネスインクジェットプリンタ

熱を発しない印刷機構にメリット

 ビジネスにおいてプリンタは必須だ。帳票はもちろん、各種資料や図面、ポスターなど、印刷物を活用しなければ、ビジネスは成り立たない。

 エプソン販売は、ビジネスインクジェットプリンタ、ページプリンタ・複合機のほか、レシート・ラベル用のミニプリンタや大判インクジェットプリンタまで、印刷にかかわる幅広い商品ラインアップを提供している。ビジネスに関するあらゆるプリンティングをサポートしているといっても過言ではない。そのなかでも注目を集めているのが、ビジネスインクジェットプリンタだ。

 ビジネスインクジェットプリンタは、環境配慮を意識し、かつ、オフィスでの手軽なカラー印刷や特殊用紙への印刷用途を求めるユーザーにとって最適な提案となる。また、生産性や設置環境性の高さ、省エネなどのメリットも大きく、一般オフィスでも十分活用できる製品となっている。

 ビジネスインクジェットプリンタは、一般的なレーザープリンタと同等の基本性能を備えている。「PX-B500」は、カラー/モノクロともに最速37枚/分、最大給紙容量650枚を実現。総印刷枚数10万枚の高信頼・高耐久性の設計となっているのだ。SOHO、中小企業の一般OA用途、官公庁・大企業の部門、業種など、幅広い市場に対し、それぞれのニーズに対応できる商材と言えるだろう。さらに、ビジネスインクジェットプリンタは、インクを用紙に吹き付ける非接触印刷という特徴がある。そのため、トナーを定着させるために発熱を余儀なくされる一般的なカラーレーザープリンタでは対応が難しい、窓付き封筒やラベル紙、チラシ、厚紙印刷、薬袋のカラー印刷などの出力も可能だ。

 それだけではない。和紙などの特殊な用紙はもちろん、名刺、光沢紙などの用紙にも難なく出力できる。これだけの用紙対応力をもつプリンタの需要は高い。また、A4からA6サイズまでの用紙や幅50.8-216mm、長さ127-1117.6mmといったユーザー定義サイズの用紙にも対応する。オフィスだけでなく、特殊な用紙への印刷需要が高い、流通・小売業などでも十分活用できるプリンタということができるだろう。

エネルギーコストを抑え環境配慮にも貢献

 ビジネスインクジェットプリンタは、エコロジーにも寄与する。原材料・部品の調達、製造、物流、使用、回収・リサイクルに至る全ライフサイクルで、環境負荷を大幅に削減。例えば「PX-B500」の場合、A4カラーページプリンタ「LP-V500」と比較して328kg(エプソン販売の試算より)ものCO2削減効果が見込める。これはページプリンタを利用している時と比べ、75%もCO2削減できる計算だ。そのほか、低消費電力設計となっており、エネルギーコストの大幅圧縮にも寄与する。エプソン販売によると、1か月の消費電力量は「PX-B500」で18円、A4カラーページプリンタ「LP-V500」で189円と試算されている。台数が増えるほど、この削減効果は大きくなる。

 印刷のコストは、A4カラー文書の印刷費用の場合、1枚あたり約4.8円。標準搭載の両面印刷機能を利用し、割付印刷や両面印刷など用紙を効率的に利用することで、紙資源の利用低減も提案できる。

 環境配慮を意識している企業はもちろん、これらの提案は、ランニングコストの低減を実現したい企業にも有効だ。ビジネスインクジェットプリンタへのリプレースを進めることで、企業のエネルギーコストは大きく低減できるだろう。

 「PX-B500」は、コンシューマ機であるカラリオシリーズや業種用途の大判インクジェットプリンタなどで培ってきた画質・技術が生かされている。そのノウハウを生かしつつ、ビジネスを強く意識した設計を行っている。エプソンのノウハウが、すべて投入された結果が、ビジネスで活用できるビジネスインクジェットプリンタとなっているのだ。

 ビジネスインクジェットプリンタ市場は、非常に活気づいている。今、この市場をリードするエプソンの展開に注目が集まっている。


エプソン販売=http://offirio.jp/

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