ユニテックス
CD／DVDパブリッシャの高度利用　ソリューション提案で需要を増大

エントリーレベルからエンタープライズまで　いかなる要求にも応える

　ユニテックスがCD／DVDパブリッシャをベースとしたビジネスで躍進を遂げている。さまざまな製品との連携や付加価値としての提供などで多くのソリューションを創造。リプレース需要や新規顧客の開拓を実現している。

　同社がCD／DVDパブリッシャとしてラインアップを揃えている「DiscRobo Publisher」はネットワークに対応していることに加え、CD／DVDの自動書込とラベル自動印刷の機能を備えている。DVDドライブ4台の標準装備で高速処理が可能。最大で200枚のCD／DVDを連続で作成・印刷できる。コストパフォーマンスの高いインクジェットプリンタモデルと高画質な熱転写プリンタモデルの2種類を選択可能だ。プリインストールソフトウェアの「UNITEX FASTDVD Publisher」は、シンプルで使いやすいメイン画面になっており、このメイン画面から「データディスク作成」をはじめとして「ラベルの印刷・CD／DVDのコピー・読込み・進捗表示」などといった機能が呼び出せる。また、多彩な追加オプションも用意されており、コマンドやDLLを使用した制御の他、作成したCD／DVDにAES方式の暗号化を施したり、メディア作成の自動化やMacやUNIXといったOSからの作成、複数台のパブリッシャを冗長構成にすることも可能だ。

ノウハウを生かした多彩なソリューション

　こうした特徴的な製品を武器に、同社は「内部統制やコンプライアンス意識が高まる中、セキュリティや可用性への要求が厳しいエンタープライズ市場を対象として幅広く提供しています。また、最近では、金融機関や官公庁へもソリューションとして提案・採用されるケースが多くなっています」とアーカイブ営業部の高木良和氏は話す。

　ソリューション提案として数多くの実績を持っており、同社のメインフレーム向けソリューション「OMS5000」やマルチメディアコンバータ「MCS3500」と組み合わせた「メインフレームの付加価値製品として導入する傾向が高まっています」と、高木氏は強調する。このソリューションでは、メインフレーム内のデータをOMS5000を介してDVDへ発行可能となる。オプションによるクラスタ化・自動化により、高い可用性が実現される。

　また、アーカイブソフトウェアの「UNITEX FASTDVD Archiver」を活用したソリューションでは、監視カメラ画像やセキュリティログのデータを自動的にDVDへアーカイブし、ラベルの印刷も行う。アーカイブされたDVDは保管場所情報と共に管理され、オフラインでの運用を容易にする。

「DiscRobo Publisher」を利用した、CDチェンジャの保守切れに伴うシステムや運用などの変更を最小限に抑えるソリューションも提案している。

　同社では、「今後もソリューションビジネスを一段と強化していきます」と、高木氏は言い切る。


ユニテックス＝http://www.unitex.co.jp