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<セキュリティソリューション特集>セキュリティは衰えず 不況下でニーズ高まる(下)

2009/04/27 19:56

週刊BCN 2009年04月27日vol.1282掲載

サイバーシステム総合研究所
メールコンプライアンスの最先端ソリューション
最小のコストで最大の効果を得るなら「MPKシリーズ」

 サイバーシステム総合研究所は、統合型メールコンプライアンス・ソリューション「MPK(メール・プルーフ・キーパー)」シリーズとして低価格・高機能な製品ラインアップを提供している。今回、新たに公開する「MPK Core」は、統合型メールコンプライアンス・ソリューションとして業界をリードしてきた「MPK」の機能をさらに洗練・充実させている。

 同社代表取締役社長の荒木一郎氏は、国内外のコンピュータメーカーの研究所ではオペレーティング・システムの研究開発エンジニア、第一種通信事業者の研究所ではIT研究統括部門長、IT業界調査会社ではセキュリティ分野とオープンソース関連の業界アナリストなど、IT業界で25年以上の経験を持つ人物だ。セキュリティに関するエキスパートがトップを務める同社が今、力を注いでいるのは「MPKシリーズ」の新たな展開である。荒木氏は、「MPKシリーズならば、メールコンプライアンスのベストプラクティスを簡単な設定と最小限の導入・運用コストで実現できます」と強調する。

 従来の「MPK」では、「フォレンジック対策」、「情報漏えい対策」、「フィッシング対策」の各基本対策の機能を、お客様が必要とする機能だけを必要な時に随時実装できる。新たに市場投入する「MPK Core」は、お客様のご要望に応え、誤送信メールキャンセル機能を更に強化した機能とメール一括自動暗号化機能を標準として基本機能に組み込むなど、さらに洗練・充実させ、一段と導入・運用しやすいソリューションとなっている。同製品により、「最小のコストで最大の効果を発揮するメールコンプライアンス対策が、一段と実現しやすくなりました」と、荒木氏は自信をみせている。「MPK Core」では、費用対効果を究極まで高めることを目指している。

 MPKシリーズの「SFeXchange for MPK」は添付ファイル付メールの高度な安全性と確実性を達成すると同時に履歴管理も充実させた業界屈指のソリューションだ。また、東京大学との共同開発で、自然言語処理技術を応用した次世代ハイパー検索エンジンを搭載した「Stallion for MPK」も製品化中。最近リリースした「御庭番」は、誤送信メールキャンセル機能と不正PC接続防止機能に特化した低価格・超小型のソリューションで、ディスク装置のような可動部がないため、騒音が出ず振動にも強いソリッドステート型マシンとして好評を博している。

 荒木氏は「上場企業はもちろん、中堅企業から小規模企業まで、コンプライアンスに対する意識が高い企業を対象に需要を掘り起こしています」との方向性を示している。販売については、現状は代理店経由がメイン。「パートナー様との協業内容の拡大強化に加えて、新たなパートナー様も募集中です」という。また、ユーザー企業はもちろん、パートナーに対しても積極的にアプローチするため、このほど営業企画人員を増強した。

 同社が提供している製品には、ユーザーのニーズをタイムリーに反映させた機能やお客様個別の要望に応じたカスタマイズ製品も多い。そのため、MPKシリーズでは「お客様のビジネス環境の中で最もフィットする形、つまり、“こんなソリューションが欲しかったんだよ!”とお客様に言ってもらえるように今後も多様な要望にお応えします」と、荒木氏はお客様指向の製品戦略を説明する。規模の大小にかかわらず、企業にとってメールコンプライアンスは必須要件となっている。最小コストで最大効果を実現する、同社のMPKシリーズにユーザー企業の期待が高まっている。


サイバーシステム総合研究所=http://www.cyber-souken.com/

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