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<資産管理特集>スマートフォンやタブレットの導入が進む iPhoneやiPadなどiOS端末の管理が課題

2012/02/02 19:56

週刊BCN 2012年01月30日vol.1417掲載

クオリティソフト
iPhone/iPadに本格対応し、2月末リリースマルチデバイス管理やグローバル対応したISM CloudOne Ver.4.1i

 統合管理を行う際、課題となるのがマルチデバイスの管理だ。これまでは、クライアントPCやサーバが管理の対象となっていたが、近年、急速に業務利用が増加しているスマートフォンやタブレットといった新しいデバイスも管理しなければならない。とはいえ、デバイスごとに異なる管理ツールを導入していては、管理工数やコストが増大してしまう。

 ISM CloudOne(以下、ISM)は、PC&マルチデバイス対応のセキュリティ維持管理ソリューションだ。ノンオペレーション、マルチデバイス対応、多言語対応といった、今まさに市場が必要としている要素を備えている。マルチデバイス対応機能については、現在はWindowsマシンやAndroid端末に対応しているが、2月末にはiPhone/iPad、今春にはMacやプリンタ/MFPなどにも順次対応するという。これなら、マルチデバイス管理のニーズにも十分応えられる。

 現在、スマートフォンやタブレットは個人利用の急速な増加に伴い、企業や組織においても、なし崩し的に入りこんできている。その多くは、セキュリティ対策を十分に行っていないにもかかわらず、スマートデバイス利用による業務効率向上の効果が高いため、リスクに目をつぶって利用させている状態だろう。

 ISMがAndroid端末のみならず、iPhone/iPadに対応したことで、業務利用されるさまざまなスマートフォンや、タブレットに対応するマルチデバイス管理ソリューションとなった。iPhoneやiPadなどiOS端末の各種情報収集を行い台帳化するほか、App Storeでの購入制御やYouTubeの使用制御、カメラ起動制御などを行う。さらに紛失時の情報保護対策として遠隔ロックやパスワードクリア・出荷時状態へのリセットなどを行うこともできる。

 さらにISMは、導入・運用において基本的にノンオペレーションである。既存のIT資産管理ツールの多くは、現状のITシステムの情報を取得して現状を把握する。しかしISMは、セキュリティパッチやウイルス対策ソフトの定義ファイルの現状を自動的に調査・分析・適用し、セキュリティポリシに合致した環境をノンオペレーションで実現する。

 またISMは、独自の通信方式を採用しており、日本や海外拠点で利用するPCやスマートフォン・タブレット端末の国境を越えた統合管理が可能なのだ。

 このように、ISMは、統合管理を実現したい企業の課題を解決するソリューションとして多くのポテンシャルを秘めている。販売パートナーにとっても、売りやすい商材となるだろう。

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