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ぷらっとホーム 統合型や単機能型などシリーズを拡充 ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」シリーズが好調

2013/06/13 19:55

週刊BCN 2013年06月10日vol.1484掲載

 SyslogやRADIUS、Proxyなどは、入手しやすい高性能なx86サーバーによって構築されることが多い。しかし実際に稼働させるには、コストをかけて高性能なサーバーを導入する必要はない。さらに、x86サーバーを使用する場合、導入後の保守も必須となるため、運用工数が増大する。こうした課題は、必要な機能を低コストで導入することができ、管理・運用工数も削減するアプライアンス「EasyBlocks」シリーズを使うことによって解決できる。

製商品事業本部 技術部
マイクロサーバーソリューション技術課
課長
木村 友則 氏
 「“EasyBlocks”シリーズは、HDDやファンといった故障しやすいパーツを利用しておらず、小型で放熱性が高く、ホコリの侵入を防ぐ開口部の少ないきょう体を採用しているため、設置場所を選ばずサテライトオフィスなどに設置するケースが増えています」と、製商品事業本部・技術部・マイクロサーバーソリューション技術課課長の木村友則氏は説明する。

 「EasyBlocks」には、大きく分けて「統合型」と「単機能型」という二つのモデルがある。統合型の「EasyBlocks Enterprise」は、Syslog、DHCP、DNS、NTP、RADIUS、Proxy、監視管理をもつネットワークコアアプライアンスだ。必要な機能を低コストで手間なく導入できるため、多拠点・多地点へのサービス導入に利用されることが多い。さらに「統合型」の場合、複数のノードを利用することも想定されており、接続するだけで設定情報が自動的に同期し、すぐに運用を開始できるほか、一つのコンソールで複数のノードを一元管理することも可能だ。さらに、Active-Activeの冗長化を行うため、信頼性も大幅に向上する。

「EasyBlocks」シリーズ

 そこまでの機能は必要ない場合は、単機能型の「EasyBlocks」シリーズが適している。統合型からSyslog、DHCP、DNS、NTP、RADIUS、Proxy、監視管理などの各種サービスを切り出したモデルとなっており、低コストで提供されている。また、単機能型ではあるが、多様なニーズに応える工夫が施されている。例えば、「ログ」だ。「Syslogモデル」は、さまざまな機器が出力するログを活用したいというニーズに応え、ログ情報を蓄積するだけではなく、その解析・活用まで行う。キーワードマッチングでアラートをあげたり、重要度の高いログを色分けして表示することで、ログが有効活用できるようになる。

 ウェブアクセスの応答速度を向上させる「Proxyモデル」は、昨年から販売されているが、より小型のモデルも追加された。「中堅・中小企業(SMB)や学校などでも、ウェブアクセスの応答速度を向上させたいというニーズは根強くあります。それらの声に応え、小規模のネットワークでも利用できるProxyモデルを追加しました」と木村氏は語る。

 なお、ぷらっとホームでは、「Interop Tokyo 2013」(幕張メッセ:6月12日から14日まで)の会場で「EasyBlocks」シリーズの実機デモを行っている。導入前に、実際の製品やUIを確認したいという場合には、ぷらっとホームのブースに足を運ぶことをお勧めする。
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外部リンク

ぷらっとホーム=http://www.plathome.co.jp/