人手不足や働き方改革の観点から、日本企業の生産性向上が重要な課題となっている。そこで、日立システムズの仮想インフラ対応部門では、短期で導入でき、運用の手間も軽減するHCIを企業の事業活動を支える重要商材と位置づけ、2年ほど前からニュータニックスの「Nutanix NX」シリーズを提供してきた。赤坂勉・産業・流通インフラサービス事業部第一インフラサービス本部第二システム部第二グループ主任技師は、「HCI領域で有数の実績をもち信頼性が高く、導入のメリットも大きいことから、お客様に好評いただいている」と手ごたえを感じている。

(写真左から)和田晃一部長、赤坂勉主任技師、北田佳以子技師

 ニュータニックスが日本市場で「Enterprise Cloud OS」のソフトウェアライセンス販売を開始したことは、マルチベンダーの製品を扱う日立システムズにとってさらなる商機となる。和田晃一・産業・流通インフラサービス事業部第一インフラサービス本部第二システム部部長は、「従来はアプライアンス型での提供だったが、今後はいろいろなハードウェアに対応するので、お客様の好みに合わせた選択肢を提案できる」と期待感を示す。また、ニュータニックス製品の単体販売だけでなく、遠隔監視やバックアップなど、自社ソリューションを組み合わせることで、顧客の課題解決を総合的に支援していく方針だ。

 着実に実績を上げているが、実際の販売状況は業界で波があり、金融や公共関連が好調な一方で、産業・流通領域はこれからの段階。北田佳以子・産業・流通インフラサービス事業部第一インフラサービス本部第二システム部第二グループ技師は、「まだまだメリットを伝えきれていない。仮想化インフラで一般的な3Tier構成と比べてコスト削減効果がそれほど大きくないという声もあり、スピード感や拡張のしやすさといったそれ以外のメリットを伝えていく必要がある」と話す。

 そこで日立システムズでは、ニュータニックス製品のメリットを享受できる新サービス「一週間お届けパック」(仮称)を今夏にも提供する予定だ。具体的には、顧客がニュータニックス製品を注文して納品後、わずか1週間でテストを完了し、稼働できる状態にして引き渡す。少なくとも2~3か月はかかる従来のインフラ構築と比べて、格段に短期間での導入を実現するのだ。さらに、全国に約300 のサポート拠点を抱える強みを生かし、導入後のサポートでも安心感を届けていく。