エレコムのセッションでは、まず営業本部ISSチーム チームリーダーの正木一規氏が登壇し、エレコムグループの事業を紹介。「当社は、IT関連機器のイメージが強いが、今では『LIFESTYLE INNOVATION』を経営理念に、オーディオ、ヘルスケア、通信、社会インフラまで幅広いソリューションを提供しており、産業用製品には特に力を入れている」と語った。

エレコム
営業本部ISSチーム チームリーダー
正木一規氏

 続いて、商品開発部IoTサービス事業チーム チームリーダーの密岡正樹氏が登壇。社内コミュニケーションの課題を取り上げた。密岡氏は、「約8割が課題を感じており、うち7割が部門間・事業所間のコミュニケーションに課題があると考えている。その理由は物理的な距離にある」と指摘した。
 
エレコム 商品開発部 
IoTサービス事業チーム チームリーダー
密岡正樹氏

 現状の社内コミュニケーション手段は、人が直接知らせる、電話、メール、社内放送、Web/グループウェア、掲示板(張り紙)などだが、工場や倉庫の現場では、手間がかかる(人)、気付かない(電話/メール)、コスト的にPCやスマートフォンが配布できない(電話/メール/グループウェア)、聞き逃す(放送)、即時性がない(掲示板)などの問題がある。

 これらの課題を解消する手段としてエレコムが提供するのがデジタルサイネージ「掲示板NEXT」だ。デジタルサイネージは、遠隔からの容易な情報配信・更新、リアルタイムの情報共有、張替などの手間が不要などのメリットがあり、「現場への業務指示や情報共有の手間軽減とスピードアップを実現できる」と密岡氏。事例として挙げたブリヂストンでは、工場の技能員が仕事用のPCがないため、伝達事項を紙などで掲示していたが、情報が最新かどうか適宜確認の手間がかかっていた。これが掲示板NEXTの導入で、情報伝達のスピードが向上し、貼り替え業務と情報の確認業務の削減に大きく寄与。利用者の利便性も向上した。

 密岡氏は、「掲示板NEXTは、クラウドサーバーを経由せず、お客様の社内ネットワークからコンテンツを配信するオンプレミス型なので月額費用がゼロ。セキュリティ面も安心だ。操作も容易で、ドラッグ&ドロップでコンテンツ作成とスケジュール設定ができる。配信作業は、1回当たり10分で済む」とアピール。サイネージ(画像・動画・PDFなど)に加えて、メッセージボード機能の提供も開始し、総務案内や安全、防災、品質に関する共有事項などの連絡はもちろん、急な連絡の双方でフルに活用できるとした。