Special Issue

映像監視の新しいスタンダード AI搭載のネットワークカメラ特集

2025/06/30 09:00

週刊BCN 2025年06月30日vol.2065掲載

 ネットワークカメラは、ビルや店舗、工場などの事業所、医療・公共系施設、社会インフラなど、あらゆる領域の安全を守るセキュリティー機器として広く普及している。そのネットワークカメラ市場に、近年「AI」という大きな変化の波が押し寄せている。従来、カメラで捉えた膨大な録画データから必要な映像を見つけ出すには手間と時間が必要だったのに加え、蓄積したデータの分析も容易ではなかったが、ネットワークカメラにAIという技術を加えると、業務を飛躍的に効率化できるだけでなく、録画データからの新たな価値創出も可能となる。
 
 

 AIを活用することにより、例えば、特定の条件に当てはまる人物が映っている映像だけを抽出したり、不審な行動を警備担当者に通知したりと、監視・管理の質を向上させる機能を実現できるようになる。これは、人手不足が深刻化する中、限られた人員で施設の安全を担保するための仕組みとしても有効だ。また、人や設備の動きをAIで分析することで、危険につながるファクターを抑制し、より安心して働ける職場をつくったり、生産性の向上につなげたりできるようになる。

 AIを搭載した最新のネットワークカメラは、企業の経営課題の解決にどのように貢献できるのか。各社の取り組みを取材した。

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