SAPジャパンの社長に、30代の生え抜き社員が就任──。数年前なら、このニュースを本当のことだと信じるIT業界人はどれほどいただろうか。外資系IT企業の日本法人トップは、本国から派遣された外国人や、他の外資系企業でキャリアを積んだベテランが務めることが多い。それだけに、SAPジャパンの福田譲社長の就任には大きなインパクトがあった。エンタープライズ領域を中心に、ビジネスソフトウェアの王者として君臨してきたSAPも、クラウドの大きな潮流のなかで、抜本的な変革を迫られている。福田社長が成し遂げようとしている変革のかたち、そして目指すゴールは一体何なのか。リーディングカンパニーを率いる若き経営者のビジョンに迫った。