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Webアクセスセキュリティーを網羅し存在感高める

デジタルアーツ 代表取締役社長

道具登志夫

取材・文/春菜 孝明 撮影/大星直輝

2025/08/04 09:00

道具登志夫

週刊BCN 2025年08月04日vol.2070掲載

 Webやメールのフィルタリングを主力にするデジタルアーツが、会社設立30年の節目を迎え、セキュリティー製品のカバー領域を拡大している。Webアクセス分野を「有望領域」に設定し、5月にはゼロトラストセキュリティーの統合ソリューションを発表。大企業から中小企業まで幅広い企業をターゲットとする。セキュリティー市場では数少ない国産メーカーとして、存在感を一層高められるか。道具登志夫社長は「GIGAスクール構想での成功体験をつなげたい」と語り、公共分野の成果を足掛かりに飛躍を見据えている。
(取材・文/春菜孝明  写真/大星直輝)

総合セキュリティーメーカーに変革

──創業30周年となりました。どんな会社となることを目指し、事業を展開してきたか教えてください。

 PCソフトウェアメーカーとして創業した当時、「Windows 95」の登場で家庭や学校にPCが普及しましたが、Web上には有害情報が広がっており、教育現場でのインターネット利用に強い危機感を覚えました。誰もが安心して便利に使えるインターネットインフラの整備を使命に、国産初のWebフィルタリングソフトを開発し、フィルタリングの需要の高まりを受けて企業向けにも展開しました。

 これは、子どもや社員ら内部の利用者が不適切な情報に触れないよう制御する“内向き”のセキュリティーでした。転機は2017年、国内で大規模な情報漏えい事件が相次いだことで、外部からの脅威を防ぐ“外向き”のセキュリティー分野に本格参入しました。安全なサイトやメールのみアクセス、受信可能とする「ホワイト運用」を提唱し、安全、安心なネット利用環境を提供してきました。22年以降は総合セキュリティーメーカーへの変革に向け、マルウェア対策やID管理、ファイル転送領域の製品展開を行い、顧客のトータルニーズに応える取り組みを進めています。

──トップとして組織づくりで何を大切にしてきましたか。

 売り上げや社員数の拡大よりも、一人一人のスキルアップと生産性を重視してきました。社員に対しては父親的な責任を感じており、どんな組織でも活躍できる人材に育てたいという思いがあります。そのため、自由に考えて行動できる環境を整え、目標を示して細かい手法は任せるスタイルを貫いてきました。経営の数字や製品の損益を共有し、社員自身が経営者の視点で考えるよう促しています。結果として、若手が早期に責任あるポジションを担い、入社2~3年で課長クラスの仕事をこなす社員も多数います。AIでは代替できない想像力を日々の業務の中で育てることを大事にしています。
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外部リンク

デジタルアーツ=https://www.daj.jp/