リンクメディア（テリー・ロイド社長）と伊藤忠テクノサイエンス（CTC、後藤攻社長）は、コールセンターソリューションビジネスにおいて提携した。

　両社は今後、国内でビジネス展開している外資企業や、これから日本市場に参入する海外企業を対象に、主に地方都市でのコールセンター構築から、関東近辺地域での外資系金融機関の災害復旧時のバックアップ施設（ディザスタ・リカバリ・サイト）構築を進める。

　具体的には、地方自治体の企業誘致政策や人材採用にかかるコストなどを調査し、コールセンターのシステム構築からコンサルテーション、オペレーターなどの人材採用、保守までを一括で請け負う。

　しかも日本語、英語でサポートする「バイリンガル・ワンストップ・サービス」を提供する。

　外資企業の海外本社や外国人IT担当者とダイレクトにコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行していく。

　両社の役割については、システム構築および運用、保守・サポートサービスをCTCが担当し、施設構築に関するコンサルテーション、外国人SEおよびオペレーターなどの人材採用をリンクメディアが担当する。

　サービスは8月末から開始する予定で、両社では、今回の提携により、初年度5億円規模のビジネス展開を見込んでいる。