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日立システムアンドサービス セキュリティサービス事業強化 不正アクセス監視などを拡充

2004/06/07 20:49

週刊BCN 2004年06月07日vol.1042掲載

 システムインテグレータの日立システムアンドサービス(中村博行社長)はセキュリティビジネスに関するサービス事業を強化する。

 ネットスクリーン・テクノロジーズ・ジャパンが販売する機能統合型アプライアンス製品のリモート監視サービスや、企業内ネットワークの脆弱性診断サービスはすでに始めているが、これまでファイアウォールなどの物販ビジネスが中心だった日立システムアンドサービスにとっては、サービス分野は手薄な分野だった。

 今後、まずは不正アクセス監視サービスをラインアップに追加する予定。また、「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」認証取得支援サービスなどのコンサルティングサービスも、さらに提供体制を拡充し、セキュリティ分野におけるサービスビジネス拡大を図る考えだ。

 中村社長は、「今年度の重点分野の1つとして、セキュリティビジネスを強化する」方針を打ち出しており、具体的に、4つの強化ポイントを挙げている。サービスはそのなかの1つに位置づけられている。具体的には、サービス、コンサルティング、アライアンスの強化、アプリケーションセキュリティ製品の拡充が4つの強化ポイントとなる。

 サービスやコンサルティングといった新たなビジネスモデルでもユーザーへアピールしていくとともに、同社の強みであるネットワークセキュリティに加え、アプリケーションレイヤの製品・サービスを強化することを今年度の注力分野としている。
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