ニュース

マクニカネットワークス ネットワークセキュリティを統合管理 ハードウェアの拡販につなげる

2006/01/30 12:50

週刊BCN 2006年01月30日vol.1123掲載

 ネットワーク機器販売のマクニカネットワークス(中島潔社長)は、ネットワークセキュリティシステムを統合的に管理するサービス「アークサイトESM」の提供を開始した。ネットワークシステムのコンサルティングにつながることが期待できる同サービスを導入することで、ハードウェアの販売増に結びつけ、同社のネットワーク機器ビジネス全体を強化していく方針だ。

 同サービスは、セキュリティログ情報やシステムログ情報、ぜい弱性情報、資産情報などを一元的に収集、データベース化して単一のアーキテクチャで統合的に管理するもので、社内システムを24時間365日で自動監視する。導入企業は、システム全体に対するリアルタイムなモニタリングや統合的なセキュリティレポーティングの生成などが行える。このため、社内からの情報漏えいやシステムのぜい弱性も最小限に抑えることが可能となる。

 宮袋正啓・取締役バイスプレジデントは、「このサービスを提供することでシステム全体のコンサルティングを行うことにもなる。そのため、ネットワーク機器の販売につながるのではないか」とみており、主力ビジネス拡大の起爆剤と位置づける。まずは、ネットワーク機器の既存顧客に導入をアプローチするほか、「新規顧客を開拓するための付加価値サービスとして提供していく」という。同サービスの導入企業数は、06年末までに大企業を中心に20社程度を見込む。
  • 1

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>