富士ソフト(野澤宏会長兼社長)はデジタル映像コンテンツ事業を拡大する。総工費約450億円を投じて2月5日に竣工した自社ビル「富士ソフト秋葉原ビル」に最新のスタジオや制作機材を備え「国内外のデジタル映像コンテンツ需要を先取りする」(野澤社長)拠点として機能させる。今後5年で、年商100億円を売り上げる事業に育てる。

 これまでは業務ソフトウェアや組み込みソフトの開発、ITアウトソーシングなどを柱にしてきた。だが地上デジタル放送の普及やインターネットを使った配信が急増していることから映像コンテンツ事業を本格化させる。

 制作した映像コンテンツのライセンス販売も行う予定。ソフト開発に例えると自社製の業務パッケージソフトのライセンス販売と似て利益率が高いという。今年度(2007年3月期)の全社の営業利益率は5.2%の見込みだが、映像コンテンツ事業が軌道に乗れば「10%も視野に入る」と収益力が大幅に高まると予測する。