情報処理推進機構(IPA、藤原武平太理事長)は10月1日、さまざまな環境で利用できる高品位日本語フォント「IPAフォント」の一般利用者向け無償配布を開始した。

 情報処理推進機構(IPA、藤原武平太理事長)は10月1日、さまざまな環境で利用できる高品位日本語フォント「IPAフォント」の一般利用者向け無償配布を開始した。

 「IPAフォント」は、画面表示と印刷の両方に利用できる美しいデザインのアウトラインフォント。明朝体とゴシック体があり、それぞれに等幅とプロポーショナルの2種類、さらにゴシック体には、画面上のメニュー表示などに適したUI(ユーザーインターフェイス)フォントの合計5書体を用意する。IPAが全権利を所有するフォントとして03年末に公開し、これまではIPAが支援したプロジェクトで開発したソフト以外では利用できなかったが、今回、一般利用者向けの使用許諾条件を定め、広く利用できるようにした。

 最新の日本語の文字コード規格「JIS X 0213:2004(JIS X 0208:1997を含めて1万1233文字)」の広範囲な文字をサポートすることが特徴で、一般的な業務で要求されるほとんどの漢字を網羅。Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェア(OSS)のほか、Windowsなど商用OSを含むさまざまな環境で利用できる。

 フォントは、IPA OSS センターが運営するオープンソース情報データベース「OSS iPedia」からダウンロードできる。利用にあたっては、IPAフォントの一般利用者向けの使用許諾契約書に承諾し、簡単なアンケートに答える。同使用許諾契約を継承することを条件に、フォントファイルをそのままの形で複製・再配布することも可能。なお、今回配布する「IPAフォント」は、一般利用者によるフォント利用に関するもので、フォントのデザイン変更などはできない。IPAでは、今後、フォントのデザイン変更を可能とするライセンスについても検討する。