セレナソフトウェア日本支社は、Web2.0型のアプリケーション構築を支援する「Business Mashup日本語版」の販売を開始すると発表した。サーバー導入型を5月30日から発売したのに続き、年内には、SaaS形式でサービスを提供するという。

 さらに、プロジェクト管理およびポートフォリオ管理ソフトの「Serena Mariner」や、ALMツールの「Agile Application Lifecycle Management」も、順次、SaaS形式で提供する計画を明らかにした。

 セレナソフトウェアは、アプリケーション開発プロセスの可視化と効率化を行うエンタープライズ向けALM(アプリケーション・ライフサイクル・マネジメント)を提供する独立系ベンダーだ。1980年の設立以来、これまでに全世界1万5000社を超える企業にALM製品を導入。米国では、フォーチュン100社のうち、96社が導入している。

 日本では、1992年から代理店販売を開始。その後、日本支社を設立し、これまでに、製造業を中心に600社のユーザーを獲得している。

 来日した米セレナソフトウェアのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、レネ・ボンバーニ氏は、「昨年は、日本における投資を2倍に拡大し、新たにソリューションセンターを設立した。営業体制だけでなく、日本向けソフトを開発する基盤を確立した」とし、日本における体制強化に乗り出していることを明らかにした。日本でのSaaS事業の展開も、事業拡大策のひとつとなる。

 Business Mashup日本語版は、無償で提供されるマッシュアップ作成クライアントソフトのMashup Composer、マッシュアップを実行するためのアプリケーションエンジンであるMashup Server、実行環境のコンフィグレーションを行うMashup Administrator、実行環境の管理を行うMashup Managerで構成。「プログラミングスキルをもたないビジネスパーソンも容易に業務プロセスを構築することができるのが特徴。企業にとって、大きな変革をもたらすツールとなる」(ボンバーニ氏)という。

 さらに、マッシュアップの作成と利用を加速させるコミュニティおよびオンラインマーケットのMashup Exchangeを2008年後半から提供する計画。これにより、ダウンロードしたマッシュアップに変更を加えたり、カスタマイズ利用できるようにするほか、将来的にはマッシュアップをアップロードし、利用者から収益を得ることも考えているという。

 日本支社の吉原邦夫支社長は、「日本での当社の導入実績は、70%以上が組み込み系ユーザーだが、Business Mashupの投入によって、コンサルティングパートナーや導入パートナーとの連携を強化し、新たな顧客に対する販売拡大を目指す」としている。