日本IBM(橋本孝之社長)は、複数の物理サーバーでCPUやメモリなどを一元管理し、仮想化技術で共有するデータセンター(DC)向けのシステム管理ソフト「IBM Systems Director VMControl System Pools for PowerSystems TM V2.2」を発売する。

 複数サーバーを1つのインターフェイスで集中管理するソフトで、管理者はサーバー上で稼働する業務アプリケーションのスペック不足の把握や、アプリを別サーバーに移行させたりすことが容易になる。データセンター(DC)全体を単一のシステムのように、一括管理できるため、DC資源の利用率の向上や無駄な投資の抑制が可能。

 同時に、業務処理を一部のサーバーに集中的に配置し、処理がないサーバーを停止して保守・点検するといった、DCのメンテナンスも効率化できる。

 ソフトはサーバーやストレージ、ネットワーク管理ソフト「IBM Systems Director」のプラグイン・ソフトで、OS「AIX」を搭載するIBMのUNIXサーバー「IBM Power Systems」とブレードサーバー「IBM BladeCenter」に対応する。

 日本IBMでは自社のメインフレーム用仮想化OS「z/VM」やx86サーバー用仮想化OS、他社製のUNIX OSにも10年以降順次適用していくほか、ストレージやネットワークも含めた一元管理にも対応させる計画。最小構成の価格は50万円で、12月11日から出荷を始める。販売は、直販ほかビジネス・パートナー経由でも展開する。