アシスト(ビル・トッテン代表取締役)は、ウェブビジネス関連ソリューションのブランド「NOREN(のれん)」シリーズを強化。PCサイトを携帯向けサイトにリアルタイムに変換するSaaS/ASP型サービス「NOREN Station -携帯変換-」を提供開始した。販売代理店経由での販売をメインにし、1年間で30サイトへの導入を目指す。

 アシストは2002年からCMS(コンテンツマネジメントシステム)の「NOREN Content Server」を販売し、現在までに370社の導入実績をもっている。ウェブビジネス向けの「NOREN」シリーズは「NOREN Content Server」を中心に「ウェブビジネス上での課題を解決するソリューションとして、顧客からニーズの高かったものを『Content Server』の機能拡張や別領域の製品を拡充することにより強化してきた」(のれん事業推進室チャネルマーケティング部部長兼ストラテジーセールスの橋本隆志氏)ものだという。

 これまで携帯向けのソリューションはラインアップされていなかったが、顧客から携帯サイト対応へのニーズが高まったことから「NOREN Station -携帯変換-」をリリースした。「法人向けの携帯向けサイト自体は少ないが、新卒採用サイトや、株主をはじめとしたステークホルダーに携帯で情報発信をしたいというニーズがあったことから、アクションを起こしたいと考えた」(橋本部長)と経緯を述べる。

 携帯向けサイトはキャリアや機種により仕様が異なっているため、複数のサイトで正しく閲覧できるサイトにするにはキャリア・機種ごとにサイトを作成する必要があるなど、障壁が高かった。「NOREN Station -携帯変換-」はこれらの障壁を解消する。既存のPCサイトを3キャリア約800弱の機種に対応した携帯向けサイトに変換できるSaaS/ASPサービスだ。

 製品供給元であるネクシム・コミュニケーションズの新井均社長は「既存PCサイトを利用できるため携帯向けサイトをもたなくてよいだけでなく、リアルタイムにPCサイトを読み取りにいって変換するため、PCサイトと携帯サイトを二重にメンテナンスする必要がない。携帯向けサイト独自に表示する情報を取捨選択することも可能なため、利便性が高いサービス」と特長を説明する。

 アシストの橋本部長は、「NOREN Content Serverについては、早期に400社導入の大台に乗せるため、販売に力を入れる。『NOREN Station -携帯変換-』は既存のNORENユーザーに限らず、セミナーをこまめに開いて製品サイトに誘導するともに、あがってきた要望を開発元にフィードバックし、製品開発に生かしたい」と意気込んでいる。(鍋島蓉子)