インフォテリア(平野洋一郎社長)は、全国の大学に対して、アップルのスマートフォン「iPhone」用のコンテンツ作成・配信・閲覧サービス「Handbook(ハンドブック)」の導入を加速させる。

 同社は1月28日、タブレット型携帯端末「iPad」用のアプリケーション開発・販売も表明した。平野社長は「まずは大学の全国制覇を目指す」と、すでに「iPhone」「iPod touch」で実績のある大学に向けて「Handbook」を売り込む計画だ。

 「Handbook」は、企業のカタログやマニュアル、学習教材・試験などのコンテンツを手軽に作成・配信・閲覧できる統合サービス。すでに青山学院大学や札幌医科大学などで採用されている。「iPhone」を学生と教員の計550人に配布している青山学院大学では、「Handbook」を利用して、学生に講義資料を配信している。また札幌医科大学では、保健医療職を目指す入学前の高校生や在学生に「iPhone」を貸し出し、eラーニングの画像・動画を提供している。

 従来、「iPhone」用のアプリケーションを開発するには、いくつかのハードルと開発コストがかかっていた。「iPhone」などのSDK(ソフトウェア開発キット)を利用したアプリケーションを開発したあと、「App Store」への申請やCMS(コンテンツ管理システム)を含めたサーバー構築など、煩雑な作業が発生する。「Handbook」は、こうした作業を軽減し、直感的に画像・動画のコンテンツを配信できる。

 平野社長は「これが、端末サイズが大きくなる『iPad』なら、より用途が広がる」と、大学を中心にした企業向けにも販売を拡大する考えだ。このため同社は、近くパートナープログラムを開始し、SIerや携帯電話向けに事業を展開するベンダーなどを開拓する。