ケン・システムコンサルティング(高橋俊夫代表取締役)は、データ中心型(DOA)の「共通フレーム2007対応開発標準化セット」を発売した。「共通フレーム」とは、ユーザー企業とITベンダーの双方が共通して利用できるようにする標準化ガイドラインを指す。同製品は、「共通フレーム」のプロセスに合わせて、上流工程の要件定義や外部設計といった作業標準を提供する。「代理店による流通も意識」(高橋代表取締役)し、2010年6月までに10セットの売り上げを目指す。

 「『共通フレーム2007』は、Whatという記述しかない。Howについての記述はない」。高橋代表取締役は、そのHowにあたる設計作業標準として同製品をリリースしたと説明する。同製品は「抽象度が低く、そのままカスタマイズゼロで使える。プロジェクトへの適用度が高い」(顧問の永松秀通氏)のが特徴だという。

 同社では、1次請けで独立系の中堅ソフトウェアハウスにニーズがあるとみている。ユーザー企業の情報システム部門も期待できるという。そのほか、「ユーザー企業が設立した子会社が有望株」(永松顧問)と説明する。

 制度面からも、拡販の後押しとなる材料が揃う。内部統制や65歳層の大量退職が懸念される2012年問題、IFRS(国際会計基準)など「特需が期待できる」(永松顧問)と将来を見据える。(信澤健太)