ソフトバンクグループのGISベンチャーであるAgoop(水野秀明代表取締役)は、GISベンダーやSIerとのパートナーシップを深耕するほか、コンシューマ向けサービスの開始にも乗り出し、事業の多角展開を進める。柴山和久取締役は、「これからは、GISに特化していないSIerも増やしていきたい」と話す。今後市場は、エリアマーケティングや民間利用が活発になるとみている。

 人口分布の変動状況を時系列に推定した流動性人口推定データ「Agoop Data」とWeb-GIS開発支援機能ライブラリ「Agoop Library」、GISを利用した効率的なタスク管理を目指すモバイルソリューション「Agoop Mobile」を三本柱に事業を展開している同社。これに「地図メーカーのデータをWebで活用しやすいように変換する」地図データの販売を加える。マルチマップを採用しており、特定のメーカーには寄らない方針をとっている。「Googleに載っていないような情報も載せるようにしたい」考えだ。

 コンシューマ向けでは、近いうちにSNSと地図データを組み合わせたサービスを「iPhone」向けアプリケーションとして提供開始する。集積した情報を分析して、企業に販売する収益モデルを描こうとしている。(信澤健太)