システム開発のKLab(真田哲弥社長)は、4月1日、経営者のクラウド化に成功した。真田社長と仙石浩明CTOをSaaS(Shacho as a Service)として提供する。

クラウド人類化したKLabのCEO&CTO

 同社が独自開発した「ヒューマンスキャナー」を活用して社長の全情報をデータ化し、サーバー上で仮想化して再現。仮想化された社長は、社長室でなくインターネット上のあらゆるサーバーで動作可能になり、社長室のなかで稼働する“雲の上の存在”だった社長を“雲の向こう(クラウド)”へ追いやることができる。

 「社長のクラウド化」が実現すると、リアルな社長に比べてスケーラビリティが増し、高負荷に耐えることができる。真田社長の場合は、リアルの応答件数が1日10件だったのに対し、同社ホスティングサービス「DSAS(ディーサス)Hosting for Social」上に移植することで、計測上は秒間2000アクセスに耐えられるようになった。

 同社は、自社の経営者リソースをSaaS(Shacho as a Service)として外部提供し、第一弾として真田社長と仙石CTOを提供。「Open Shacho=OS」規格に準拠したAPIを装備しているため、24時間365日、必要な時に必要なだけ両氏を呼び出すことができる。

 「ヒューマンスキャナー」は、社長の問題点も読み取り、サーバー上のバグとして再現するため、SaaS版の真田社長の時も暴走するバグが課題となった。SaaS版の真田社長に接続すると、時々、mixiアプリ「恋してキャバ嬢」にリダイレクトしてしまう既知のバグが確認されているという。だが、同SaaSサービスは、「社長へのアクセスのスケーラビリティが増えても、そもそもアクセス・ニーズがあるのか?」(BCN・谷畑良胤)と、利用の拡大に業界内への浸透を疑問視する声も多い。

 同社リリースの記述は、このあと過激化するため、具体的な内容を知りたい方はKLabサイトへ。これは、同社が“かました”エイプリルフール(4月1日)でのジョークだ。最近のIT事情を反映したギャグ満載で、実にユニーク。他社の追随を期待する。(谷畑良胤)