キクデンインターナショナル(菊池文武社長)とコアマイクロシステムズ(高橋晶三社長)は、サーバー、デスクトップ向けのエージェントレスの低価格CDP(継続的保護)アプライアンスの拡販で協業することにした。キクデンインターナショナルでは「Data Saver」、コアマイクロシステムズでは「PC SAFE」という名前で同一アプライアンスをそれぞれ販売する。

 今回のCDPアプライアンスは、キクデンインターナショナルのソフトウェアをコアマイクロシステムズが提供するハードウェアに搭載したもので、「オンサイト保守をコアマイクロシステムズが、ソフトウェアサポートをキクデンインターナショナルが担う」(コアマイクロシステムズの吉政忠志営業・マーケティング統括 執行役員)という。

 販売についてはそれぞれが自社の販路で販売し、キクデンインターナショナルでは、従業員100人前後の中小企業や大企業の1部門に拡販を図る。また、「パートナーの基幹パッケージとあわせて展開する」(キクデンインターナショナル営業本部データプロテクション部の渡邉寛大リーダー)としている。コアマイクロシステムズでは中堅企業を対象に、小型NASやLinux/Windowsベースのファイルサーバを統合バックアップするアプライアンス「DATA SAFE」とあわせて、役員のデスクトップ周りなど、重要なデータを保存する目的などで提案したいとしている。

 これまでキクデンインターナショナルは「DataServer」、コアマイクロシステムズは「PC SAFE」のブランドで別のCDPアプライアンスをそれぞれが企画・開発し販売していた。キクデンインターナショナルは、今年2月時点で150社の導入実績をもっている。コアマイクロシステムズがキクデンインターナショナルのソフトウェアに目をつけ、打診した。キクデンインターナショナルでは台湾製のハードウェアに搭載していて、弱かったハード周りを補完できることから、協業が実現した。

 Data Saver(PC SAFE)は保護対象PC(クライアント/サーバー)用エージェントを無償で提供する、低価格のCDPバックアップ・リカバリーアプライアンスで、ITの知識がない人でも簡単に操作できるのが売り。保護対象はOSを含むシステム領域、アプリケーションやユーザーデータなど幅広いデータをスケジュールによりバックアップし、必要な時点のイメージに高速でリカバリーすることが可能。バックアップリカバリー以外にも、装置を二重化して設置することでBCPにも活用できるほか、OSの設定など「ひな形」を保存しておくことで、複数台のPCのキッティング作業、クリーニング作業にも利用できる。(鍋島蓉子)

キクデンの渡邉寛大氏(右)、コアマイクロの吉政忠志氏