UTM(統合脅威管理)アプライアンス「FortiGate」などの販売を手掛けるフォーティネットジャパン(新免泰幸社長)は、全国7都市でパートナー向けイベント「FortiSummit」を開催。事業戦略と製品アップデート、導入事例などを説明した。

新免泰幸社長
 市場全体が厳しかった2009年だが、米フォーティネットは、グローバルでの売上高が日本円にして280億円ほどと、好調な業績だった。新免社長は「これまでフォーティネットはSMBに強いメーカーだと認識されていた。調査会社のIDCによれば、500万~1000万円の製品価格帯においてもトップメーカーだ」と、ハイエンド市場にも強みをもっていることを強調。パートナーに対して、主力のUTMアプライアンス「FortiGate」の大企業への拡販を訴えた。

 さらに、電子メールセキュリティの「FortiMail」、クライアント保護の「FortiClient」、モバイル保護の「FortiMobile」、データベースセキュリティ製品の「FortiDB」など、海外で実績のあるさまざまなソリューションを国内に投入し、エンド・トゥ・エンドのセキュリティソリューションとして、ニーズを掘り起こしていく構えだ。

 一方で、「FortiGate」におけるクラウド型のログ分析/レポーティングサービス「FAMS」のアプローチを開始している。新免社長はパートナーに対して「皆さんと一緒に、市場に製品を浸透させることができると確信している。われわれはどうしてもオフィスのある東京に偏りがちだが、皆さんの地元でも一緒に仕事をし、地域マーケットで何が必要とされているか、どの業種にビジネスチャンスがあるのか、情報を交換しながらニーズをくみ取りたい」と語りかけた。ディストリビュータやリセラーとの関係を強化することで、エンドユーザーの満足度につなげていく方針だ。

 今年は新たにパートナープログラムをスタート。当初はつき合いの深いパートナーに参加を促し、来年からは本格的にパートナーの募集を開始する予定としている。

 イベントでは、今年4月にマイナーバージョンアップした専用OS「FortiOS 4.0 MR2」や新製品のUTMアプライアンス「FortiGate-1240B」「FortiGate-200B」の紹介、ログ管理製品「FortiAnalyzer 4.0 MR2」や「FortiGate」の集中管理製品「FortiManager4.0 MR2」のほか、「FAMS」の説明などを行った。5月21日開催の東京でのイベントは、100人を超えるパートナーが訪れ、盛況だった。(鍋島蓉子)