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サイバーテック 中国進出を本格化 英語圏と並行して開拓へ
2010/07/15 10:13
週刊BCN 2010年07月12日vol.1341掲載
橋元賢次社長 |
同社は、かねてから海外オフショア開発先として、中国とフィリピンのリソースを活用していた。英語圏への進出を重視した同社は、2006年にフィリピンのセブ島に開発センターを開設。今、主力商材の多くはフィリピンで開発している。だが、中国市場が急速に拡大する状況下で、「中国市場への進出は欠かせない」(橋元社長)と判断し、中国での拠点開設も含めて、進出準備を急ピッチで進める。中国市場への進出を積極的に進める業界団体のMIJS(内野弘幸理事長=ウイングアークテクノロジーズ社長)にも、今年5月に加盟した。
同社は、今年に入って主力XML-DBのSaaS対応を進めるなど、従来のパッケージ販売とは異なる売り方に挑戦している。中国など新興国でのパッケージソフト販売は、ハード重視の価値観や不正コピーの問題など、課題が多い。このため、クラウド/SaaSなどサービス方式での提供も検討するなど、複数のアプローチで中国、英語圏の販路開拓を進める。(安藤章司)
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