日立情報システムズ(日立情報、原巖社長)は7月29日、製造業・卸売業向け基幹業務パッケージ「TENSUITE(テンスイート)」の特定業種・業態向けモデル「TENSUITE Sシリーズ」のSaaS型サービスを開始すると発表した。第一弾として、個別受注生産に特化したモデルを8月1日に発売し、ビジネスクラウドサービス「BusinessStage」の一つとしてラインアップを順次拡大していく。

 「TENSUITE Sシリーズ」は、特定の業種・業態向けに機能を特化した「TENSUITE」の低価格モデル。今回のSaaS型サービスは、同社のデータセンターで運用管理するサーバー内に構築した仮想PC環境に、「TENSUITE Sシリーズ」の個別受注生産モデルをセッティングし、常にネットワーク経由でパッケージを利用するサービス形態となっている。

 これにより、製造業のユーザーはインターネットに接続できる環境とPCさえあれば、申し込みから最短3日で基幹業務システムを利用可能となる。また、OSやアプリケーションへのパッチ適用やウィルス対策などは同社が行うため、サーバーの運用管理やセキュリティ対策などの負担がなくなり、本来の業務に専念できる。

 価格は、パッケージの使用料や仮想PC環境の利用料、保守料、セキュリティ対策などの運用費をすべて含めて、1ユーザー月額3万8850円から。同社では、今回の「個別受注生産モデル」に加え、順次「繰返し生産モデル」、「ファブレス生産モデル」などラインアップ強化を図り、今後3年間で100社以上に対するサービス提供を目指す。