OSK（宇佐美愼治社長）は、統合型グループウェアの新版「eValue NS Rel.4」を9月16日に発売した。

　「eValue NS Rel.4」は、iPhoneの優れた操作性を利用し、外出先からでも部下の活動把握とスピーディーな指示、管理職の素早い判断と決裁を可能にする。標準ブラウザからの利用だけでなく、App Storeからダウンロード可能な「セキュアブラウザ for eValue NS」のみに利用を限定することで、よりセキュアなモバイル環境を提供する。

　また、基幹業務システム「SMILE」との連携や「eValue NS」間の連携機能を強化するとともに、新たに勤怠システム「勤次郎」との連携も可能となった。「SMILE会計連携」では、ワークフロー申請時に各種費用の用途を指定することで、SMILE会計の仕訳データが生成できる。「SMILE 人事給与連携」では、従業員の人事基本情報や扶養家族情報、資格情報などの変更申請承認後、人事給与システムに直接反映することが可能。

　「eValue 間連携」では、ワークフローと、ドキュメント管理の連携機能を強化。ワークフローで最終承認された申請書を自動的にPDF化して、ドキュメント管理の指定フォルダーに自動登録することができる。さらに「勤次郎」との連携では、タイムレコーダーで出勤・外出・戻り・退勤を行った際に、eValue NSの“行動予定表”と“座席表”の状態を自動で更新するため、入力の手間と漏れの削減・防止が可能となった。

　税別価格は、19万円（総合ライセンスパック・10ライセンス＋メディアパック）から。「eValue NS モバイルオプション」は30万円。同社では、11年9月末までに1500本の販売を目標としている。