日立製作所(中西宏明社長)は、準大手・中堅企業向けERP(統合基幹業務システム)「GEMPLANET Ver.2」の国際会計基準(IFRS)対応版の販売を、10月1日に開始する。

 新製品は、国内の企業グループや中堅企業を対象とした会計システムで、日本基準に加えてアドプションにも対応。2012年度から早期適用を実施する企業グループや中堅企業は、決算期で日本基準とIFRSで並行して財務諸表を作成できる。

 複数の会計基準に応じた機能を用意。「帳簿機能」や「償却管理機能」など、従来は単一であったものを複数対応に強化した。

 「複数帳簿機能」は、一つの会計伝票からIFRSと日本基準、それぞれの勘定元帳に同時転記して、差分仕訳も登録することができる機能。

 固定資産の償却は、IFRSで経済的耐用年数、日本基準では経済的耐用年数と税法基準耐用年数が適用される。「複数償却管理機能」は、基準ごとに異なる償却計算を行い、勘定元帳に会計伝票を転記することができる。

 このほか、コンバージェンス対応機能を強化した。過年度の財務諸表の仕訳の修正・帳票出力や過年度の償却計算の再実行に伴う財務諸表の修正と帳票出力、「包括利益計算書」の作成・帳票出力などができる。

 価格は、「GEMPLANET Ver.2 会計管理」が210万円からで、「GEMPLANET Ver.2 固定資産管理」が105万円から。ともに2011年4月1日に出荷を開始する。