【太倉発】ソフトウェア開発の米アチーボ(Sandy Wai-Yan Chau代表)の中国法人、SWLグループは、上海市近郊にある江蘇省太倉市に国際アウトソーシングパークとデータセンター(DC)を開設した。

国際アウトソーシングパークとデータセンター開設式典

 開所式には、SWLグループや設立を支援した太倉市の関係者が集まり、豪雨のなかで開催。太倉市の王剣鋒副市長は「国際アウトソーシングパークとDCの設立を機に、太倉市に拠点を構えるIT企業を積極的に増やしていきたい」と語った。

 約1年と速いスピードで完成した国際アウトソーシングパークとDCは、敷地面積が約10万m2。DCは500ラック規模で、中国で初めて水冷方式の冷却システムを採用したことで、「年間約25%のエネルギー節約を実現した」(アチーボ情報サービスの李晨社長)という。

500ラック規模のデータセンター

 アウトソーシングパークは、太倉市の補助金制度を活用して、所得税の免除や新卒社員のトレーニング費用をカバーするなどの特典を用意して、テナント企業を募集している。

 アウトソーシングパークとDCの設立は、アチーボが中国事業の拡大に本腰を入れる基盤となる。これまで日本企業向けのオフショア開発を柱としてきたが、今後、中国の地場企業を狙ったBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業の大幅な伸長を狙う。(ゼンフ ミシャ)