大塚商会(大塚裕司社長)は、2月1日、2010年度(10年12月期)の連結業績を発表した。売上高が前年度比7.8%増の4634億9300万円、営業利益が18.1%増の190億1300万円、経常利益が18.8%増の195億800万円、当期純利益が21.1%増の106億3100万円で、増収増益だった。配当金は135円。

 セグメント別でみると、SIや受託ソフト開発などの「システムインテグレーション事業」が前年度比11.8%増の2535億4100万円、サプライ品販売や保守サービスなどの「サービス&サポート事業」は3.5%増の2080億800万円、「その他事業」は15.5%減の19億4200万円。全セグメントで増収を達成した。1人あたりの売上高は8.3%増の5624万円だった。

 主要製品の販売もすべて伸び、複写機が前年度比11.4%増の2万7003台、サーバーは12.4%増の3万6405台、パソコンは33.2%増の66万6332台だった。今回初めて公開したウェブサービス(ASP)のユーザーは、サービスを開始した99年以降一貫して増え続け、昨年度末で103万9000人。「たのめーる」は、サービス開始後初めて1000億円を突破して、1009億8000万円となった。

 今年度の通期見通しは、売上高が前年度比4.9%増の4860億円、営業利益が10.4%増の210億円、経常利益が10.2%増の215億円、当期純利益が0.8%増の107億2000万円。大塚社長は、中期経営計画として、営業利益率、経常利益率ともに7%を目指す姿勢を改めて示した。

 大塚社長は、2011年の市場環境について「昨年は、3月にIT特需があった影響で上期は踊り場、下期に回復した」と説明。そのうえで、期待できる分野として、Windows 7搭載機へのPC買い替えや、Y2Kで構築したシステムの更新需要、IPv6への対応によるIT需要、スレートやスマートフォンなどの新端末に関するソリューションなどを挙げた。(木村剛士)