エス・アンド・アイ(S&I、藤本司郎社長)は、入院施設の無い診療所・クリニック向けに、インターネット経由で利用する電子カルテサービス「Karte Cloud」を3月14日から提供開始する。

 「Karte Cloud」は、診療所やクリニックが自らシステムを構築せずに、安価に短期間で電子カルテシステムを利用できるサービス。日医標準レセプトORCAと連携し、電子カルテに入力されたデータは、「Karte Cloud」専用のセキュアなサーバーに保管する。

 PCだけでなく、「iPad」などのモバイルデバイスからも患者のカルテデータにアクセスできる。システムのメンテナンスやデータのバックアップは自動で行われるため、IT専門要員のいない診療所・クリニックでも、電子カルテを利用できるようになるのが特徴。

 システムは、オープンソースの電子カルテ「OpenDolphin」をベースに開発したライフサイエンスコンピューティングの商用版電子カルテ「DolphinPro」を活用した。税別価格は、初期費用10万円で月額4万6000円から。

 なお、同社では、「Karte Cloud」サービスの開始にあたり、診療所・クリニックへの導入を促進させるため、JRCエンジニアリング(萬代明社長)とヒューマンテクノシステム(菊池文彬代表取締役)の2社と販売代理店契約を締結した。

 3月1日から、2社を通じて申し込むことができる。今後、さらに全国の診療所・クリニックへの導入支援を行うため、ORCAを取り扱うパートナーを中心に、販売代理店を初年度20社まで増やしていく考え。