節電の動きがパソコン市場にも影響を与える可能性が出てきた。日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の岡隆史副社長は、「今後、ノートPCの需要が従来以上に強まる可能性がある。当社も、ノートPCを使っていない従業員には全員に(ノートPCを)配る指示を出した」と話している。

 PCの省エネ機能で再注目されているのが「ピークシフト機能」だ。ピークシフトとは、パソコンで使用する電源を、AC電源かバッテリかを設定するというもの。電力需要が旺盛な朝や昼間はバッテリ電源を使用し、夜はAC電源を使用してパソコンを操作しながらバッテリを充電するといった利用が、事前設定することで可能になる。

 メーカーではレノボ・ジャパン、東芝、富士通などがノートPCモデルに搭載している。レノボは、同社の主力モデル「ThinkPad L」シリーズで3月下旬に発売した新製品で、ピークシフト機能を前面に押し出したプロモーションを展開している。(木村剛士) 

ピークシフト機能を備えたノートPCが再注目されている。写真はレノボ・ジャパンの「ThinkPad L420」