日本マイクロソフト(樋口泰行社長)と映画鑑賞券販売のムビチケ(高木文郎社長)は、7月26日、オンラインチケット販売事業で提携し、映画前売券販売サイト「ムビチケ」を構築し、8月下旬からサービスを開始すると発表した。

 「ムビチケ」は、パソコンやスマートフォンなどのデジタル端末で映画の前売券を購入できるサービス。映画会場と座席の指定もできる。ユーザーは、ウェブサイトで購入手続きを済ませ、鑑賞当日は会場にある自動発券機で発券する。「ムビチケ」が利用できる映画興行会社は、角川シネプレックスやTOHOシネマズなど、6社を予定している。

 ITインフラは、マイクロソフトのクラウド基盤「Microsoft Windows Azure Platform」を活用した。システム構築は、日本マイクロソフトと同社のパートナー企業であるシステムコンサルタントが行う。

 新サービスの発表記者会見では、ムビチケの高木社長と日本マイクロソフトの樋口社長などが挨拶した。高木社長は、「今回のサービスを実現するためにはシステム開発で大きな障壁があった。配給会社など、多くのパートナー企業のシステムと連携しながら、膨大なデータを処理しなければならない。実現できるシステムを調べたが、海外を含めてなかった」と説明。

ムビチケの高木文郎社長

 そのうえで、「予測不能なトラフィックに対応し、信頼性と拡張性を備える『Windows Azure』を知った。このサービスには不可欠なテクノロジーと言っても過言ではない」と話した。

日本マイクロソフトの樋口泰行社長

 一方、樋口社長は、クラウドサービスが着実に普及している点を強調しながら、「柔軟性と拡張性にすぐれているのが『Windows Azure』の強み」とアピールした。(木村剛士)